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2023.12.2~4
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Greeting

遥か4,000年の歴史を紡ぐペルシャ絨毯は、西洋のみならずシルクロードを通じて東洋の文化形成にも影響を及ぼした究極の美術品です。
ムスク(教会)を持たなかった砂漠の民、祈りを捧げるための場所として作り出されたペルシャ絨毯はイスラム民族の誇りと情熱を語る小さな聖地なのかもしれません。
今回のフェアでは、ペルシャ絨毯を通じて4,000年の歴史を感じていただくべく、究極の美術品とも評される逸品をシルクロードの国々から一堂に会します。また、特別価格商品も多数ご用意を致しておりますので、価値ある逸品をお手軽にお買い求めいただけます。
多くの皆様のご来場とご高覧を心よりお待ち申し上げます。

Hand-woven Carpets

絨毯には、手織りと機械織りがありますが、長い時間をかけて手で織っていく手織り絨毯は、同じ柄を織ってもひとつひとつが微妙に異なり、それが個性や価値を生み、世界にたった1つの絨毯になっていきます。

バイルが一定方向に毛並みが揃っており、順目と逆目ができます。
液体がこぼれてても、毛並みが斜めになっているので、液体は玉になり、すぐには絨毯に染み込まず拭き取れます。
欧米は土足で絨毯を踏みますが、液体は染み込ませず、
土・砂・ホコリも中には入らないので、表面さえ掃除していればいつも清潔です。

接着剤・のり等を使用していないので、通気性も大変良く、
カビやダニが繁殖しにくいため、長い期間(親子代々)使用できます。

Quality Elements

  • 弾力性

    踏み心地がよく、
    丈夫

  • 保湿性

    暖かく、
    電気代も節約

  • 難燃性

    万が一の時でも
    燃えにくい

  • 吸湿・
    保湿性

    湿度を整え、
    静電気を防止

  • 吸音性

    静かな部屋で
    快適な音楽

  • 防汚性

    汚れにくく、汚れが
    落ちやすい

Persion Carpets

イランで昔から織られている、手織り絨毯の毛布。
遥か4000年の歴史を紡ぐペルシャ絨毯は、西洋のみならず、シルクロードを通じて東洋の文化形成にも影響を及ぼした、究極の芸術品です。

  • parts1

    Parts.1文様

    イスラム教は自然界の模倣を禁じているため
    その影響下で生み出されたのが、直線的で複雑な幾何学模様と、さまざまなモチーフによる直線模様なのです。

  • parts2

    Parts.2ノット(結び)

    トルコ結びとペルシャ結びがあります。
    トルコ結びは規則正しく、直線文様や鋭角的な文様に向いており、ペルシャ結びは流れるような曲線文様に適しているといわれています。

  • parts3

    Parts.3パイル

    パイルを短くして文様をくっきりと浮かび上がらせるために、
    織りは細かく、縦糸・横糸の密度も高くしなければなりません。
    手織り絨毯は、薄くて精緻でベース地は硬めの方が高価になります。

  • parts4

    Parts.4縦糸・横糸

    強度・耐久性に最も影響を及ぼします。
    横糸は、2本を用いるダブル・ウェフトと、
    1本だけのシングル・ウェフトに分かれます。
    縦糸は、非常に堅牢で耐久性に富むルール・バフト、絨毯が薄く仕上がるタフト・バフト、中間的な構造のニム・ルール・バフトに分類されます。

  • parts5

    Parts.5織り機

    織り機には、水平型と賢型があります。
    水平型は、織り子が出来上がった部分に乗って織り続けるもので、
    主に遊牧民が用います。
    賢型には、絨毯の位置が固定され織り子が移動するタイプ、織り子が同じ位置で織るタイプがあり、現在は大部分の産地で後者が使われています。

  • parts6

    Parts.6温度

    ペルシャ絨毯は、外気の温度に左右されにくく
    いつでも常温(約14~18℃)を保つので、
    夏はひんやりと、冬は暖かく感じられます。
    1年中敷いておける芸術性と実用性の高い、少しだけ贅沢な生活用品なのです。

The Techniques

  • tech1

    デザイン工程

    まずドローイング(線描)し、次にペインティング(着色)します。
    このデザインスケッチを元に、意匠紙が作成され、これをパーツに分け、厚紙や板に貼り付けて織り手に渡されます。

  • tech2

    染め工程

    デザインに基づいて、必要となる色糸が染色されます。染料の調合や、色出しの技術は代々受け継がれる染職人に秘伝となっています。
    化学染料が発達した中で、昔ながらの技法による草木染めを採用する織匠たちもいます。

  • tech3

    手織り工程

    織り機に縦糸を巻き、この縦糸に色糸を絡め、ナイフで適当な短さにカットします。
    これが1ノットで、横一列を結び終えると横糸を通し、緯打具(いだぐ)で打ち込み、鋏でバイル糸の長さを狩り揃えます。
    この作業の繰り返しが、織りです。

  • tech4

    洗い工程

    絨毯は織り上がると、長期にわたる汚れを落とすため、洗いにかけられます。
    かつては、イラン各地の川などで絨毯洗いの光景が見られましたが、近年は絨毯専門の洗浄工場で洗いにかけられます。

  • tech5

    刈り込み工程

    織り組織に絡ませたバイル糸は、是内の長さを一定にするため専門家によって1本1本刈り込まれます。この刈り込みは非常に技術を要し、もし刈り込みに失敗すれば、それまでの長期にわたる全ての工程が無駄になってしまいます。

  • 検品・輸出梱包

    輸出船積

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GABBEH

高級なペルシャ絨毯の原点で、シラーズ州の部族によって織られた手織り絨毯。
壮大な自然に育まれた草木で染められ、まるでアートのようなモチーフには、願いが込められており、
1枚1枚に遊牧民の生活が息づいています。

  • parts7

    Parts.1モチーフ

    人生の節目に、身の周りの景色や動植物をモチーフに、
    「生きる願い」、「夢」や
    「家族へのメッセージ」を込めて、織り込んでいきます。

  • parts8

    Parts.2草木染め

    化学染料で染めた糸と異なり、時間をかけて染めた色は、
    自然のものからしか作り出せない鮮やかさと深みがあります。

  • parts9

    Parts.3パイル

    遊牧民がテントなどの床に敷いて、土から身を守るために使われてきたため、
    目が粗く、毛足が長いことが特徴。
    足で踏んだときの触り心地が良く、それでいて抜け毛は少なく快適に過ごせます。

  • parts10

    Parts.4ウール

    遊牧生活を共に送る羊から取られた手紡ぎの100%ウール。
    空気中にある水分を吸収し、毛の中の水分量を一定に保つため、夏でも快適です。